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睡眠時無呼吸症候群について

睡眠時無呼吸は眠っている間に呼吸が止まってしまう病気です。無呼吸により低酸素状態となるた め良質の睡眠を得ることが出来ません。日中の眠気の原因となるだけではなく、高血圧や心筋伷塞、 心不全、脳伷塞などの怖い病気の原因となる事が知られています。
無呼吸とは「呼吸が 10 秒以上止まる状態」、低呼吸とは「呼吸の大きさが 10 秒以上 50% 以下に 低下する状態」で、睡眠時無呼吸は下記のように定義されます。

10 秒以上の無呼吸や低呼吸が
・1 時間あたり 5 回以上
・1 晩あたり 30 回以上 見られる状態。

こんな症状はありませんか?思い当たる方は睡眠時無呼吸症候群かもしれません。

□おうちの方にいびきを指摘される
□日中どうしようもなく眠い
□夜間にトイレに起きる
□薬を飲んでもなかなか高血圧が良くならない

治療(CPAP 治療)について

CPAP 療法は「持続陽圧換気療法」とも言われ、睡眠時無呼吸に対して最も効果的 な治療法です。鼻に装着したマスクを介して気道に空気を送り込むことによって、 気道が閉塞してしまうのを予防することが出来ます。CPAP を装着している間の データは自動的に当院に送信されてくるため、外来受診時には速やかに現在の状 況を医師から聞くことが出来ます。 CPAP は継続が重要です。マスクのフィッティングや種類、空気の圧力の設定、加 湿器の使用など外来で医師と細かく相談する事により、快適に CPAP を使用する 事が出来ます。

舌下免疫療法について(スギ花粉)

当院ではスギ花粉症に対する舌下免疫療法を開始いたしました。スギ花粉症でお悩みの方は是非ご 相談下さい。

(1) スギに対する舌下免疫療法とは?

免疫療法とは、アレルギーの原因となる物質(この場合はスギ)の成分を抽出精製し、低濃度から徐々 に濃度を上げていき体内に入れていくことにより症状を緩和、あるいは治癒させる方法です。減感 作療法あるいは脱感作療法とも呼ばれています。従来はスギの成分を皮下注射することにより行わ れていました。2014 年 10 月から、スギのエキスを舌下に垂らし吸収させることに免疫療法を行 うことが保険適応になりました。欧米では以前から行われており、注射により行うより安全である ことがわかっています。

(2) 効果は?

およそ 20% のかたが治癒、50~60% のかたが症状の軽減が認められます。残念ながら 15~20% くらいの方には効果が認められません。

(3) どのくらい続けるのか?

最低 3 年間の治療が必要です。しかし、早ければ最初のシーズンから効果を認めます。3 年間の治 療後続けるかどうかは医師の判断になります。

(4) どのように行うのですか?

通常、成人及び 12 歳以上の小児に、増量期として投与開始後 2 週間指定された用量を 1 日 1 回舌 下に滴下し、2 分間保持した後、飲み込みます。その後 5 分間はうがい・飲食を控えます。
初回は医師により舌下に滴下を行い、クリニックにて約 30 分間激しいアレルギー反応がないかを 確認させて頂きます。
増量期終了後、維持期としてスギ花粉舌下液 2,000JAU/ml パックの全量 (1ml) を 1 日 1 回、舌下 に滴下し、増量期と同様、2 分間保持した後、飲み込みます。また、その後 5 分間は、うがい・飲 食を控えます。
5 歳以上の方には錠剤を使用します。増量期は 1 週間、舌下に保持する時間は 1 分間となります。
錠剤は増量期が 2,000JAU/ml、維持期が 5,000JAU/ml となります。

(5) いつから始めたら良いのでしょうか?

スギの飛散が開始すると、新しく治療を開始することができません。飛散が終了すれば開始するこ とが可能です。

(6) 毎日行わなければいけないのでしょうか?

原則毎日行います。ある程度中断すると、初めからやり直しになります。

(7) どのような副作用がありますか?

注射による減感作療法に比べ、著しく安全です。しかしごくまれにアナフィラキシーなどの重篤な 反応が起こる可能性は否定できません。そのため、上記のように初回は医師による滴下を行い、30 分間クリニックにて様子を見させて頂きます。

(8) スギに対する舌下免疫療法とは?

免疫療法とは、アレルギーの原因となる物質(この場合はスギ)の成分を抽出精製し、低濃度から徐々 に濃度を上げていき体内に入れていくことにより症状を緩和、あるいは治癒させる方法です。減感 作療法あるいは脱感作療法とも呼ばれています。従来はスギの成分を皮下注射することにより行わ れていました。2014 年 10 月から、スギのエキスを舌下に垂らし吸収させることに免疫療法を行 うことが保険適応になりました。欧米では以前から行われており、注射により行うより安全である ことがわかっています。